IT系のエンジニアにはいろんな種類のエンジニアがありますが、その中のひとつにインフラエンジニアがあります。
IT系エンジニアと言えば他の仕事に比べて専門性が高いため、年収が一般的に平均より高い傾向にあります。
ではインフラエンジニアの年収は?20代からでも稼げるの?という疑問が浮かんできますよね。
そこでこの記事では、
- インフラエンジニアとはどういったエンジニアなのか?
- インフラエンジニアの年代別年収
- インフラエンジニアとして20代から年収アップを狙うためのポイント
以上を解説していきます。
Contents
インフラエンジニアとはIT業務におけるインフラを扱うエンジニア
まず、インフラエンジニアとは何か?簡単に言うと、IT業務におけるインフラを構築・運用・管理をおこなうエンジニアのことを指します。
IT業務においてのインフラとは、ネットワークやサーバーのこと。
インターネットやAI、IOTなど現代ビジネスにおいてかかせないネットワークのシステムや、ベースとなるサーバーの構築・設計などをおこなっていきます。
また実際に運用しているネットワークやサーバーの運用や点検・保守もおこないます。
インターネット上にあるウイルスやハッキングに対してのセキュリティ対策や様々なトラブルにも対応しています。
インフラエンジニアの年収を年代別で見る
実際にインフラエンジニアとして働くと、一体どれぐらいの年収を稼ぐことができるのでしょうか?
年代別に見ていきましょう。
インフラエンジニア・20代
インフラエンジニアとして20代はキャリアをスタートしたばかりの年代です。
求人ボックス給料ナビによるとインフラエンジニアの20代前半で平均年収が339万円、20代後半で445万円となっています。
転職サイトDODAでは、20代全体の平均年収が342万円となっているので平均よりは高い水準にあるようです。
エンジニア、という専門職でありスキルがある程度必要な分野であることが平均年収を押し上げていると言えるでしょう。
とはいえ、この年代は新入社員や未経験・初心者の割合が多いのでインフラエンジニア全体で見たときにはまだまだ年収は低めです。
ここから経験を積み、専門スキルを身に付けキャリアアップを図る中で年収がどんどん上がっていく年代になります。
インフラエンジニア・30代
インフラエンジニアとして30代になってくると、現場で仕事をおこないつつプロジェクトにも参加して様々な仕事を経験していくとともに身に付けてきたスキルが試されていく年代です。
求人ボックス給料ナビによるとインフラエンジニアの30代前半で平均年収が533万円、30代後半で573万円となっています。
転職サイトDODAでは、30代全体の平均年収が435万円となっているのでやはり平均よりは高い水準にあるようです。
この年代から、プロジェクトリーダーとしてリーダーシップを発揮して行く人も出てきて年収がぐんぐん伸びてくる傾向にあります。
インフラエンジニア・40代以降
インフラエンジニアとして40代以降になると、プロジェクトマネージャーなど管理職に就いていることが多くなります。
また働き方も、転職をしていたりフリーランスになっていたり、立場や仕事の規模や成果などにより年収も全体平均よりはやはり高い水準にあります。
求人ボックス給料ナビによるとインフラエンジニアの40代〜50代で平均年収が647万円となっており、転職サイトDODAでは、40代全体では495万円、50代全体では596万円となっています。
全年代でインフラエンジニアの年収が平均以上であるのは、ほかの分野に比べて専門スキルが求められることやプロジェクトに関わることによる仕事の規模や成果の差によるところでしょう。
インフラエンジニアが20代から年収アップを狙うためのポイント
インフラエンジニアとして年収アップを狙うために、20代から意識しておきたいポイントを挙げていきます。
1:働き方を変えていく
年収アップを狙うとき、まず考えられることが働き方を変えることが挙げられます。
大手のIT企業だと規模も大きく経営も安定しているため、転職してさらに年収をアップさせることも可能です。
また外資系IT企業も理想とする転職先になるでしょう。
IT分野は日本よりも海外の方が技術進歩が速く成長しているので、高収入だけでなく最新技術に触れる機会も多いためスキルアップも目指せます。
大手企業や外資系企業では、ITインフラの構築や設計に力を入れていることが多いため転職するチャンスもあるでしょう。
しかし、当然のことながら大手企業や外資系には優秀なエンジニアも多いため、簡単には転職できません。
そしてフリーランスとして働くことも、年収アップを狙えますが実力次第で変わってきます。
転職やフリーランスを目指すには、インフラエンジニアとしてのスキルアップがカギになります。
2:インフラエンジニアとしてのスキルアップを欠かさない
どんな働き方であっても、常にインフラエンジニアとしてのスキルアップを欠かさないことは年収アップを狙う上ではとても重要です。
目に見えるスキルアップとしておすすめなのが、資格を取得すること。
インフラエンジニアが目指すべき国家資格
- 基本情報技術者試験
- ネットワークスペシャリスト試験
また、IT製品を発売している企業が主催しているベンダー資格も、エンジニアとしての視野が広がるので取得しておきたい資格が多いです。
インフラエンジニアが目指すベンダー資格
- Linux技術者認定
- シスコ技術者認定
- AWS認定(Amazon)
- ORACLE MASTER
資格を取得することでスキルアップにつながり、対外的にも資格というスキルの証明書でアピールすることができます。
年収アップを目指すのなら、積極的に資格を取得していきたいですね。
3:ビジネススキルも高める
インフラエンジニアとしてはエンジニアとして技術的なスキルを上げていくのは当然なのですが、それに加えて大切になるのはビジネススキルです。
会社に属して仕事をすること、そしてプロジェクトに参加して仕事していく上で特に大切なスキルはコミュニケーションスキルです。
仕事を進めていく、プロジェクトに参加する、クライアントとの商談など多くのスタッフとともに仕事を進める上でコミュニケーションスキルは様々な部分で活かされます。
また、年収アップを狙う上で欠かせないのはマネジメントスキルです。
キャリアを重ねるとプロジェクトを束ねるプロジェクトマネージャーに就くこともあるでしょう。
多くの人と束ねてプロジェクトを成功に導くためにはコミュニケーションスキル、そして視野を広く持ちリーダーシップを発揮するといったマネジメントスキルが必要になります。
加えて、英語のスキルもあるとより幅広いプロジェクトにも参加できるようになるので、余裕があれば身に付けておくと良いでしょう。
専門知識やスキル・資格とともに、こういったビジネススキルを発揮できれば自然と年収はアップしていくでしょう。
未経験がインフラエンジニアになっても稼げるのか?
ここまでインフラエンジニアを年収にフォーカスして見てきました。
では未経験でインフラエンジニアになっても稼ぐことはできるのでしょうか?
答えはYESです。
インフラエンジニアは他のwebエンジニアなどと比べて学歴やスキルを問われることが少なく、また文系大学などの出身者も就くことができるエンジニアです。
なぜなら、インフラエンジニアの業務で最初に携わることになるのが運用・保守管理業務になるからです。
運用・保守管理業務は、インフラの開発や構築で必要なネットワークやサーバーのスキルやプログラミングスキルがなくてもおこなえるようなヘルプデスクやITインフラの障害対応などが主になるので、未経験でも業務に携わることになります。
運用・保守管理業務を経験していく中で、インフラエンジニアとして必要なスキルを身に付けていけば、たとえ未経験でも稼ぐことはできます。
まとめ
ここまで、インフラエンジニアの年収を20代から見てきました。
インフラエンジニアの平均年収
20代:平均年収392万円
30代:平均年収553万
40代以降:平均年収647万円
また、インフラエンジニアが20代から年収アップを狙うためのポイントとして、
- 働き方を変えていく
- インフラエンジニアとしてのスキルアップを欠かさない
- ビジネススキルも高める
を挙げてきました。
インフラエンジニアはエンジニアの中では、未経験でもチャレンジしやすい分野になっています。
一見難しそうな分野ではありますが、興味のある方は年収アップを狙うことも含めてチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
----------------------------------------------------------------------------------僕じゅうきちは大学中退ニートからエンジニアになることができました。
エンジニアはいいですよ。需要のあるスキルがめちゃくちゃ付きます。
大学を中退して、学歴のなかった僕は将来物凄く不安でした。
自分を保証してくれるものがないからです。
就職もムズイし、年収も低くなるだろうし、結婚も無理だと思ってました。
でもエンジニアに就職してからは充実したスキルが着くことによって、日々の不安がなくなり充実した毎日をおくることができています。
どんな人間でもきちんと勉強していけば、エンジニアに就職することはできる。
じゅうきちがエンジニアになるまでの過程は下の記事で公開しています。
大学中退からエンジニアになれたじゅうきちの物語
コメント