インフラエンジニアとwebエンジニア、未経験が目指すならどっち?

未経験からエンジニアを目指す時に、インフラエンジニアとwebエンジニアのどっちが良いかと悩んでいませんか?

そもそもwebエンジニアはなんとなくわかるけどインフラエンジニアってどんな仕事するの?とか、インフラエンジニアやwebエンジニアになるにはそれぞれどういったスキルが必要なの?、自分にはインフラエンジニアとwebエンジニアのどちらが向いてるんだろうか?などインフラエンジニアとwebエンジニアの双方に対して疑問が出てくると思います。

Contents

この記事では、

  • インフラエンジニアとはなにか?webエンジニアとはなにか?
  • インフラエンジニアとwebエンジニアの違い
  • エンジニア未経験が目指すならどっちが良い?

以上について解説していきます。

目次

インフラエンジニアとは何か?

まずインフラエンジニアという言葉は聞きなれないと思いますが、どういったエンジニアなのかを具体的に見ていきましょう。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアとは、WEBやITなどのサービスをおこなううえでネットワークやサーバー、通信環境やOSといった基盤になるインフラの設計から構築、運用、保守を手掛けるエンジニアです。

WEBサーバーに特化したサーバーエンジニアや安定したネットワーク環境に特化したネットワークエンジニア、サーバーやネットワークをウイルスなどの外敵から守ることに特化したセキュリティエンジニアなどをまとめてインフラエンジニアと呼んでいます。

インフラエンジニアの仕事内容

  • サーバーやネットワークに必要な機器や通信ケーブルの調達や設置、ソフトウェアのインストールや設定といった【設計・構築】
  • インフラが24時間正常に機能しているか常時監視する【運用】
  • インフラに不具合が起こった際の復旧や定期的なメンテナンスをおこなう【保守】

インフラエンジニアとして必要なスキル

インフラエンジニアは、実際にプログラミング言語を用いてプログラムを書く作業は実はそれほど多くありません。

そちらかと言えば、機材やケーブルといったハードウェアの知識がメインになってきます。

しかし、近年はソフトウェアなどがクラウドサービスに移行してきているので、一定のプログラミング言語の知識も求められることも増えてきています。

実際にはWEBサーバーを構築しているwindowsやUnix、Linuxなどの知識とネットワーク機器などの操作スキル、データベース言語であるSQLの知識などが必要になってきます。

webエンジニアとは何か?

一方でwebエンジニアとはどういったものか、見ていきましょう。

webエンジニアの仕事内容

webエンジニアとは、様々なプログラミング言語を用いてwebサービスやアプリケーションといった、ソフトウェアを開発するエンジニアです。

IT業界でエンジニアと言えば、webエンジニアのイメージが多いのではないでしょうか。

具体的な仕事内容としては、

webエンジニアの仕事内容

  • webサイトやSNSなどのwebシステムの開発
  • PCやスマートフォンで利用できるアプリケーションの開発
  • 様々なプラットフォーム向けのゲーム開発
  • エアコンやATMなど電子機器を制御するプログラミングの開発

webエンジニアとして必要なスキル

webエンジニアは開発するソフトウェアによって、様々なプログラミング言語を使えなければなりません。

  • WEBシステム・WEBサイト:PHP、JavaScript
  • アプリケーションソフト:Java、Swift、C#、kotlin
  • ゲーム:C#、JavaScript
  • AI、機械学習:Python
  • 電子機器制御システム:C言語、Java、Python

やりたい仕事の方向性があれば、それに必要なプログラミング言語を習得することが重要になります。

インフラエンジニアとwebエンジニアの違い

インフラエンジニアとwebエンジニアでは、webやITに関わるエンジニアであることは共通していますが、所々で違いがあります。

給料面や待遇面

まず給料面ですが、DODAの調べではインフラエンジニアは平均年収436万円、webエンジニアの平均年収は453万円とややwebエンジニアの方が高いですが、それほど大きな違いはありません。

インフラエンジニアが属することになるのはSIERといわれる業界です。

SIerとはシステムインテグレーターのことを指し、ITを活用してシステム構築を請け負う企業のことを言います。

SIer業界では比較的企業規模が大きいところが多いので、役職給や退職金といった福利厚生がわりとしっかり整っている傾向があります。

それに対してwebエンジニアがメインになるweb業界は、若くて勢いのある企業が多く個性あふれる福利厚生を用意している企業が多くあります。

例えば、時短勤務や週休3日制、リモートワーク推奨、変わったところだと出勤地の近くに住んでいる従業員に家賃補助する制度があったりと企業の個性が福利厚生に現れています。

働き方や将来性

インフラエンジニアとwebエンジニアでは、働き方や将来性でも違いがあります。

服装としては、インフラエンジニアは管理業務などでクライアント先に出向くことが多いため基本的にはスーツ着用が多く、webエンジニアは業界的に私服で自由度が高い傾向です。

残業時間を比べるとプログラミングの作業が多い分、webエンジニアの方が若干残業時間が長いです。

働く時間や自由度で見てみると、インフラエンジニアの場合は運用監視業務に入ると24時間管理や保守点検が必要なため、3勤交代制で夜勤のシフトになる可能性も多々あります。

それに比べてwebエンジニアの場合は、週3〜4日勤務やフレックス出勤、リモートワークなど柔軟な働き方が定着してきている業種なので、自由度はかなり高いです。

将来性の観点から見てみると、インフラエンジニアはITインフラは電気やガス・水道のような生活インフラと同じように景気に左右されにくく、急に仕事が無くなってしまうようなことがないため、安定性がとても高いです。

一方webエンジニアは、仕事をする中で多くのプログラミング言語のスキルを身に付けられると、将来的にフリーランスとして独立して年収1000万も夢ではありません。

エンジニア未経験が目指すならどっち?

ここまでインフラエンジニアとwebエンジニアのそれぞれの特徴や違いを見てきました。

エンジニア未経験者がこれからエンジニアを目指す時、どっちを選ぶ方がいいのでしょうか?

結論、興味があってがんばれそうな方を目指すべき

これはずばり“好み”です。

結局のところ、興味のある業務やスキル、理想の働き方など自分自身ががんばれそう・続けていけそうだと思う方を選ぶのが一番です。

インフラエンジニアとwebエンジニアは、実際に行う業務に違いはあれど、webシステムやインターネットにおけるネットワーク、サーバーなどを扱うことに変わりはありません。

そのため、エンジニアになりたいと思った時にインフラ業務に興味があるのか、プログラミング言語をバリバリ使って行きたいのか、という部分で判断できるでしょう。

とは言え、向き不向きがあるのでそれぞれの傾向を見ていくと、

インフラエンジニアに向いている人

  • コツコツ組み立てることが好きな人
  • マニュアル化されたことを真面目にこなせる人
  • 他業種よりも平均的に高い年収を着実に稼ぎたい人

webエンジニアに向いている人

  • プログラミング言語を扱うことが好きな人
  • リモートワークなど自由な働き方がしたい人
  • 常に新しいことに取り組む努力ができる人

インフラエンジニアとwebエンジニアの後悔しない選び方

インフラエンジニアを選ぶか、webエンジニアを選ぶか迷うところですが選んだ方が合わなかった…とあとから後悔したくないですよね。

後悔しない選び方として重要視したいポイントを挙げておきます。

  1. プログラミング言語が好きか?
  2. 働き方と年収
  3. 安定性か出世欲

まず第一に、プログラミング言語を扱うことや学ぶことが苦ではない人はwebエンジニアに適しているでしょう。

次に、比較的安定した収入と一般的なサラリーマンに近い出勤体系で夜勤が大丈夫であればインフラエンジニアが、リモートワークや私服など自由度の高さとスキルアップすればするほどより高い年収や地位を目指せる出世欲がある人はwebエンジニアが向いていると言えます。

エンジニア未経験の人は、まずプログラミング言語を1つ勉強してみてください。

面白いなと思えばwebエンジニア、つまらないけどエンジニアにはなりたいと思えばインフラエンジニアをそれぞれ目指してみるといいと思います。

まとめ

エンジニア未経験が、インフラエンジニアとwebエンジニアを目指すならどっちが良いかを見てきました。

  • インフラエンジニア:ネットワークやサーバーなどITインフラの構築・運用・保守をするエンジニア
  • webエンジニア:様々なプログラミング言語を使用してソフトやアプリケーションを開発するエンジニア

インフラエンジニアとwebエンジニアでは、待遇面や働き方に大きな違いがありました。

総じて言えるのは、インフラエンジニアは安定と堅実、webエンジニアは自由と創造であると言えるでしょう。

自分が働くうえでどういった働き方がいいのか、待遇はどういったものが理想的なのかを考えて目指していくといいでしょう。

それ以上に重要なポイントは、様々なプログラミング言語に触れる中で楽しく感じられるかです。

未経験でもエンジニアになりたい、と思ったらまずは何か1つプログラミング言語を学習してみてください。

そうする中で、インフラエンジニアに向いてるのかwebエンジニアになりたいのか検討してみましょう。

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僕じゅうきちは大学中退ニートからエンジニアになることができました。


エンジニアはいいですよ。需要のあるスキルがめちゃくちゃ付きます。


大学を中退して、学歴のなかった僕は将来物凄く不安でした。


自分を保証してくれるものがないからです。


就職もムズイし、年収も低くなるだろうし、結婚も無理だと思ってました。


でもエンジニアに就職してからは充実したスキルが着くことによって、日々の不安がなくなり充実した毎日をおくることができています。


どんな人間でもきちんと勉強していけば、エンジニアに就職することはできる。


じゅうきちがエンジニアになるまでの過程は下の記事で公開しています。


大学中退からエンジニアになれたじゅうきちの物語
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